これからの時代に必要な『人と組織の在り方』:個の力を活かし、全体で進化するため

これからの時代に求められる人と組織とは?

 

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

 

VUCA(変動制・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代と言われる現代
ビジネス環境はこれまで以上にスピーディーに、そして予測困難で変化しています。

 

このような時代において、企業が生き残り、成長を続けるためには、組織そのものの在り方を問い直す必要があります。
そして、その鍵を握るのは「人」です。

 

今回は、これからの時代に求められる「人と組織の在り方」を探り、
どのような変化を目指すべきかを考えてみたいと思います。

 

時代の変化が求める「個と全体の調和」

 

かつての組織モデルは、
ピラミッド型のトップダウン構造が主流でした。

 

指示を受けた従業員がそれに従い、効率よく成果を上げることが求められる時代。

 

しかし、デジタル化やグローバル化が進み、
変化が激しい現代では、このモデルだけでは限界があります。

 

いま、求められているのは次の2つを同時に満たす組織モデルです。

 

1.「個」の力を最大限に活かすこと

 

人は一人ひとりがユニークな強みを持っています。
その強みを認識し、適材適所で活かすことが、個人の成長やモチベーション向上につながります。

 

特に、専門性が重要視される現代では、個々の知識やスキルが組織全体の競争力を大きく左右します。

 

2.「全体」としての一体感をつくること

 

同時に、組織全体で同じビジョンを共有し、一体感を持って協働することが重要です。

 

どれだけ個々の能力が高くても、方向性がバラバラでは組織として成果を出すことはできません。

 

心理的安全性と信頼が生む変革

 

「個を活かしながら全体で進化する」ために欠かせない土台が「心理的安全性」です。

 

心理的安全性とは、
「この組織では、どんなことでも自由に意見を出してもいい」
と感じられる環境のことです。

 

多くの企業でこの心理的安全性が不足しているために、従業員が意見を言わなかったり、
失敗を恐れて挑戦を避けたりするケースが見られます。

 

逆に、心理的安全性が高まることで次のような効果が生まれる。

・イノベーションが活発化:失敗を恐れず、自由な発想が生まれる。

・チームワークの強化:意見交換が増え、強力がスムーズになる。

・リーダー育成が進む:従業員が主体的に行動し、リーダーシップを発揮する場面が増える。

 

これからの時代に必要なリーダーシップの形

 

これからのリーダーに求められるのは、「すべてを指示・命令する人」ではなく、「場をつくる人」です。

 

リーダーは、次のような役割を担うべきです。

 

・ビジョンを示す:組織の目指すべき方向性を明確にする。

・個々の強みを引き出す:メンバー一人ひとりの力を引き出し、活かす場を提供する。

・心理的安全性を守る:ミスを受け入れ、挑戦を促す文化を醸成する。

 

リーダーがこうした役割を果たすことで、組織全体のエンゲージメントが高まり、個人と組織の成長がリンクするようになります。

 

私たちが今できること:行動の第一歩

 

では、このような
「人と組織の在り方」を実現するために、今から何ができるでしょう?

 

1.自分の強みを知る

まず、自分自身の強みを把握しましょう。
ストレングスファインダーなどの診断ツールを活用し、得意なことや自分らしさを理解することから始めてください。

 

2.仲間を知る

次に、周囲のメンバーの強みや個性を理解することが大切です。
互いの違いを尊重し、補完し合うことで、より強いチームが生まれます。

 

3.共有する場をつくる

心理的安全性を高めるためには、定期的に意見を共有し合える場を設けることが効果的です。
ワークショップやワールドカフェ形式の対話会はその一例です。

 

未来を創るために

 

「人と組織の在り方」は、環境の変化に応じて柔軟に進化し続けるべきものです。

 

変化のスピードが増す現代において、個人の強みを活かしながら、全体で一丸となって進化するためには、心理的安全性や信頼、そしてリーダーシップの進化が不可欠です。

 

これからの時代を切り開くのは、ただ効率的に働く組織ではなく、「個と全体が調和し、しなやかに進化し続ける組織」です。
私たちと一緒に、この新しい時代の組織づくりに挑戦してみませんか?

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